nuvi 205のコネクタ延命処置(mini USBコネクタの延長) [改造]
この内容は最初、前回のに含めようと思ってたのだけど、興味ある人は興味あるけどない人は全く無いだろうし、ちょっと説明口調が増えるので別のブログ記事にすることにした。
興味ある人は読んでみてね。
GPSナビだが、自分は、GARMINのnuvi 205を使っている。
地図データは、2009年版なので古い。
フリーの地図データを入れたりしたけど、重くなるので普段はそのデータは使ってない。
205はナビとしては今ひとつだが、現在位置を知るのと移動軌跡を記録するロガーとして重宝する。
mini USB端子からログデータを入手したり、ポイント設定を編集したりするのだが、最近、PCに繋いでも205を認識しなくなってきた。
PC側にも問題があると思えて、再起動をしたりすると認識することもある。
が、最近、それでも厳しくなってきた。
やはり、mini USB端子の劣化ではないか、と思えてきた。
という訳で、地図も古いので新しいGPSナビを物色してたのだが、それがなかなか他のメーカも含めてよさそうなのがない。
GARMINといえば、On the Trailと呼ばれる製品群が有名だが、自分にとっては致命的な欠点が・・・
画面が小さい。
そう、最近、老眼が進んでるの。
しかも、高性能だけあって高価。
費用対効果が・・・・・・・・・・
で、GARMINのOn the Roadシリーズを見てみると、なになに、最新のはAndroidだそうな。
面白そう。
でも、1年前に出てるし、あまり市場には流れてなさそう。
そろそろ、新しいのが出る頃合いかなあ。
などど思ってしばらくウォッチしてたけど、そういう情報が出てこない。
そういう状況なので、新しいGPSナビはしばらく置いといて、205を延命したいと思うようになった。
延命方法としては、205側のmini USBコネクタ(メス、レセプタクル)を新しいのに交換する。
基本的には簡単な改修なのだ。
ただし、
・今のままの通り基板上にコネクタを組み込んだらまた劣化した時に交換しにくいこと
・同じ部品があるとは限らないこと
という理由から、基板からケーブルを出して、その先っちょに適当なmini USBコネクタを取り付けようと思った。
前置きが長くなったが、これがnuvi 205
これが、今回の素材になった100均のmini USBと標準USBのケーブル(何かの付属品等でも見るタイプ)
これが、Amazonでポチったmini USBコネクタの部品(30個入で1000円以下(送料込))
1個あたり30円位。
205をバラしてる途中にフレキシブル基板を傷つけた。
手が滑って精密ドライバーがズルっと^^;
ドキドキしながら動作チェックすると、動いてる。
ホッ
このフレキシブル基板は簡単に外れそうもないので分解する人がいたら諦めましょう。
外さなくても大丈夫です。
この後のはんだ付けなどの作業時には、バッテリーが繋がるコネクタは外しておきましょう。
コネクタには電源系とスピーカ系の2つある。
これは205に付いているmini USBコネクタ(メス、レセプタクル)で、外しかけのところ
後ろにシールド板があるが、ラジオペンチやピンセットでめくってはんだゴテの先が入るようにしてある。
このシールド板は、後で元に戻す(いびつになるけどね)。
コネクタの外しかたのコツとしては、2人で2つのコテでハンダを溶かしながら3人目がピンセットでコネクタを外していけばgood。
といいつつ、実は、1人しかいないので。
以下は自己流なので、真似して失敗しても苦情は言って来ないでね。
・コネクタ本体(金属部)にはんだ付けされている部分は基板上の面積も多いため熱拡散が大きく、なかなかはんだが溶けない。 ここに重点的にはんだゴテを当てて少しでもはんだを柔らかくする。
ごっついはんだゴテは先が入らないので使わないと思うけど、たとえば、30Wとか40Wくらいのがいいのだと思う。
・すかさず、はんだ付けされている部位にカッターの先を入れて少しずつコネクタを浮かしていく。
・これを繰り返して少しずつコネクタ本体の基板パターンに付いているコネクタを外していく。
グラグラしてくるので感覚で分かる。
・コネクタ本体以外の端子(mini USBは5端子)の基板側パターンが剥がれないように注意して作業すること。
・とても小さいので老眼の人は大変。
拡大鏡も駆使した。
と、いう訳で、慎重に、素早く、ゆっくりと作業します。
(素早くとゆっくりは矛盾してるようですが、誤記ではありません。)
専門的だけど、コネクタ本体をGNDにつなぐかどうかは設計の考え方なので、ここではコネクタ本体とGNDを分けて書いてます。
外れた
この後、基板側のパターンに予備はんだをしておく。
mini USBケーブルを切断して中のリード線を剥く
リード線は4本。
うーん、mini USB側は5本なんだけどなあ。
4番(ID(NC))の線が無い。
この線を基板の端子にはんだ付けするのだが、パターンのピッチが狭すぎて、これがなかなか大変。
拡大鏡も駆使してなんとかショートさせずにはんだ付け出来たみたい。
テスターでショートしていないかのチェックは頻繁に確実に、ね。
基板への取り付けで1時間はかかったかな。
次は、この線の反対側にmini USBコネクタをはんだ付けようとした。
ところが、コネクタの5本全ての線を付ける前に端子が折れてしまう(端子が固くて細い)。
3個ダメにしたところで、直接、リード線をUSBコネクタにはんだ付けすることは諦めた。
そこで、一家に一つは常備している(それはウソ)ユニバーサル基板を利用
写真の左上が205についていた方で右下が新しい方です。
ユニバーサル基板をできるだけ小さくカットして、コネクタのリード端子をピンセットで曲げて基板にさしてからはんだ付け。
その後、基板にリード線をはんだ付けした。
力が加わると、外れそうなので、シリコン系接着剤(スーパーX)で基板側のはんだ付け部分をポッティングで補強してから動作チェック(PC接続と充電モードへの切換え)した。
うん、大丈夫そう。
やっとはんだづけしたところで気づいた。
穴を通らない。
もう、あのはんだ付けをもう一度やり直す気力無し。
穴を大きくした
ケーブルを通した。
黄色い線は、ピン番号4のID(NC)
一応、基板側に5端子あるのでこの線が必要になるかもしれないと思って、適当な線を利用した。
通常サイズのUSBピンは4つ、mini USBのピンは5つ。
ピン番号の意味は調べたらすぐに分かるので割愛。
一応、アルミホイルでシールド(気休めかも)
ここで動作チェック。
OK
新旧コネクタ
左が古くて右が新しい。
写真だと微妙だが、古い方の黒い樹脂部が摩耗してる。
小さい
ほぼ、完成したので、むき出しになってるmini USBコネクタの金属部をパテで固めたら動かない。
しかも、パテがコネクタ内部に侵入して機構的にもよろしくなさそう。
アルミホイルがユニバーサル基板の端子に接触してた。
そりゃダメだわ。
一旦剥がして、ビニールテープの小片で絶縁してから再度、パテで固めた。
これは、アルミホイルを剥がしてテープで絶縁する前の状態
205側もパテで固めてから線をビニールテープで絶縁
まあ、1,2年持てばいいので、ビニールテープを外皮とした。
こういう線の先っちょにコネクタが付いたのをピッグテールといいます。
ピッグ(豚)のテール(尻尾) (^o^)
これ、うんちく、ね。
もし、これをフレッシャー君が読むことがあったら、ここだけ覚えてくれればいいよ。
何度かPCに繋いでみると、100%認識した。
まあ、7時間も作業したかいがあったかな。
回路的には、なんのことはない、ただ、繋いだだけ。
とてもシンプルな改修だったけどね。
ついつい、夢中で作業しちまった。
腰がいたい・・・・・・・・・
歳ぢゃ..............................
おまけ
mini USBのケーブルの中の線は4本が多いみたい。
5本じゃない。
これは、普通サイズのUSB側にはID(NC)端子が無いから最初から接続してないためらしい。
ちょっと実験してみたいことがあったので、mini USBコネクタ(オス、プラグ)を分解してみたら、コネクタにささるところの端子数は5つだけど、リード線をつなぐ側は4つしか無い。
うーん。
205の不便さについてもう1つ考えてることがあったんだけど、一工夫できるかな?
(成功したら、続きをするかも)
興味ある人は読んでみてね。
GPSナビだが、自分は、GARMINのnuvi 205を使っている。
地図データは、2009年版なので古い。
フリーの地図データを入れたりしたけど、重くなるので普段はそのデータは使ってない。
205はナビとしては今ひとつだが、現在位置を知るのと移動軌跡を記録するロガーとして重宝する。
mini USB端子からログデータを入手したり、ポイント設定を編集したりするのだが、最近、PCに繋いでも205を認識しなくなってきた。
PC側にも問題があると思えて、再起動をしたりすると認識することもある。
が、最近、それでも厳しくなってきた。
やはり、mini USB端子の劣化ではないか、と思えてきた。
という訳で、地図も古いので新しいGPSナビを物色してたのだが、それがなかなか他のメーカも含めてよさそうなのがない。
GARMINといえば、On the Trailと呼ばれる製品群が有名だが、自分にとっては致命的な欠点が・・・
画面が小さい。
そう、最近、老眼が進んでるの。
しかも、高性能だけあって高価。
費用対効果が・・・・・・・・・・
で、GARMINのOn the Roadシリーズを見てみると、なになに、最新のはAndroidだそうな。
面白そう。
でも、1年前に出てるし、あまり市場には流れてなさそう。
そろそろ、新しいのが出る頃合いかなあ。
などど思ってしばらくウォッチしてたけど、そういう情報が出てこない。
そういう状況なので、新しいGPSナビはしばらく置いといて、205を延命したいと思うようになった。
延命方法としては、205側のmini USBコネクタ(メス、レセプタクル)を新しいのに交換する。
基本的には簡単な改修なのだ。
ただし、
・今のままの通り基板上にコネクタを組み込んだらまた劣化した時に交換しにくいこと
・同じ部品があるとは限らないこと
という理由から、基板からケーブルを出して、その先っちょに適当なmini USBコネクタを取り付けようと思った。
前置きが長くなったが、これがnuvi 205
これが、今回の素材になった100均のmini USBと標準USBのケーブル(何かの付属品等でも見るタイプ)
これが、Amazonでポチったmini USBコネクタの部品(30個入で1000円以下(送料込))
1個あたり30円位。
205をバラしてる途中にフレキシブル基板を傷つけた。
手が滑って精密ドライバーがズルっと^^;
ドキドキしながら動作チェックすると、動いてる。
ホッ
このフレキシブル基板は簡単に外れそうもないので分解する人がいたら諦めましょう。
外さなくても大丈夫です。
この後のはんだ付けなどの作業時には、バッテリーが繋がるコネクタは外しておきましょう。
コネクタには電源系とスピーカ系の2つある。
これは205に付いているmini USBコネクタ(メス、レセプタクル)で、外しかけのところ
後ろにシールド板があるが、ラジオペンチやピンセットでめくってはんだゴテの先が入るようにしてある。
このシールド板は、後で元に戻す(いびつになるけどね)。
コネクタの外しかたのコツとしては、2人で2つのコテでハンダを溶かしながら3人目がピンセットでコネクタを外していけばgood。
といいつつ、実は、1人しかいないので。
以下は自己流なので、真似して失敗しても苦情は言って来ないでね。
・コネクタ本体(金属部)にはんだ付けされている部分は基板上の面積も多いため熱拡散が大きく、なかなかはんだが溶けない。 ここに重点的にはんだゴテを当てて少しでもはんだを柔らかくする。
ごっついはんだゴテは先が入らないので使わないと思うけど、たとえば、30Wとか40Wくらいのがいいのだと思う。
・すかさず、はんだ付けされている部位にカッターの先を入れて少しずつコネクタを浮かしていく。
・これを繰り返して少しずつコネクタ本体の基板パターンに付いているコネクタを外していく。
グラグラしてくるので感覚で分かる。
・コネクタ本体以外の端子(mini USBは5端子)の基板側パターンが剥がれないように注意して作業すること。
・とても小さいので老眼の人は大変。
拡大鏡も駆使した。
と、いう訳で、慎重に、素早く、ゆっくりと作業します。
(素早くとゆっくりは矛盾してるようですが、誤記ではありません。)
専門的だけど、コネクタ本体をGNDにつなぐかどうかは設計の考え方なので、ここではコネクタ本体とGNDを分けて書いてます。
外れた
この後、基板側のパターンに予備はんだをしておく。
mini USBケーブルを切断して中のリード線を剥く
リード線は4本。
うーん、mini USB側は5本なんだけどなあ。
4番(ID(NC))の線が無い。
この線を基板の端子にはんだ付けするのだが、パターンのピッチが狭すぎて、これがなかなか大変。
拡大鏡も駆使してなんとかショートさせずにはんだ付け出来たみたい。
テスターでショートしていないかのチェックは頻繁に確実に、ね。
基板への取り付けで1時間はかかったかな。
次は、この線の反対側にmini USBコネクタをはんだ付けようとした。
ところが、コネクタの5本全ての線を付ける前に端子が折れてしまう(端子が固くて細い)。
3個ダメにしたところで、直接、リード線をUSBコネクタにはんだ付けすることは諦めた。
そこで、一家に一つは常備している(それはウソ)ユニバーサル基板を利用
写真の左上が205についていた方で右下が新しい方です。
ユニバーサル基板をできるだけ小さくカットして、コネクタのリード端子をピンセットで曲げて基板にさしてからはんだ付け。
その後、基板にリード線をはんだ付けした。
力が加わると、外れそうなので、シリコン系接着剤(スーパーX)で基板側のはんだ付け部分をポッティングで補強してから動作チェック(PC接続と充電モードへの切換え)した。
うん、大丈夫そう。
やっとはんだづけしたところで気づいた。
穴を通らない。
もう、あのはんだ付けをもう一度やり直す気力無し。
穴を大きくした
ケーブルを通した。
黄色い線は、ピン番号4のID(NC)
一応、基板側に5端子あるのでこの線が必要になるかもしれないと思って、適当な線を利用した。
通常サイズのUSBピンは4つ、mini USBのピンは5つ。
ピン番号の意味は調べたらすぐに分かるので割愛。
一応、アルミホイルでシールド(気休めかも)
ここで動作チェック。
OK
新旧コネクタ
左が古くて右が新しい。
写真だと微妙だが、古い方の黒い樹脂部が摩耗してる。
小さい
ほぼ、完成したので、むき出しになってるmini USBコネクタの金属部をパテで固めたら動かない。
しかも、パテがコネクタ内部に侵入して機構的にもよろしくなさそう。
アルミホイルがユニバーサル基板の端子に接触してた。
そりゃダメだわ。
一旦剥がして、ビニールテープの小片で絶縁してから再度、パテで固めた。
これは、アルミホイルを剥がしてテープで絶縁する前の状態
205側もパテで固めてから線をビニールテープで絶縁
まあ、1,2年持てばいいので、ビニールテープを外皮とした。
こういう線の先っちょにコネクタが付いたのをピッグテールといいます。
ピッグ(豚)のテール(尻尾) (^o^)
これ、うんちく、ね。
もし、これをフレッシャー君が読むことがあったら、ここだけ覚えてくれればいいよ。
何度かPCに繋いでみると、100%認識した。
まあ、7時間も作業したかいがあったかな。
回路的には、なんのことはない、ただ、繋いだだけ。
とてもシンプルな改修だったけどね。
ついつい、夢中で作業しちまった。
腰がいたい・・・・・・・・・
歳ぢゃ..............................
おまけ
mini USBのケーブルの中の線は4本が多いみたい。
5本じゃない。
これは、普通サイズのUSB側にはID(NC)端子が無いから最初から接続してないためらしい。
ちょっと実験してみたいことがあったので、mini USBコネクタ(オス、プラグ)を分解してみたら、コネクタにささるところの端子数は5つだけど、リード線をつなぐ側は4つしか無い。
うーん。
205の不便さについてもう1つ考えてることがあったんだけど、一工夫できるかな?
(成功したら、続きをするかも)
2015-12-12 19:32
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コメント(6)
トラックバック(0)
うちのnuvi205はまだ元気みたいです(^^;
USBケーブル刺しっぱなしで、あまり抜かないのがいいのかもしれません。
by j-taro (2015-12-12 22:28)
さっぱり分からん・・・。
これは歳のせいにしておこう♪
100均のケーブルと穴を大きくした処に、ナイス。
そう言えばETCのアンテナケーブルを短くした時も、シールドの接続で苦労したなあ ・・
ワシは熱収縮チューブでカバーしたぞ。
絶縁テープだと、夏場にネバネバして好かんのぢゃ。
ところでかあるさん、LEDライトの電池BOXで、凸相手接点が擦れて劣化した場合、良い対策を教えて下さい。
銅箔でも挟む?
by マニア次長 (2015-12-13 18:48)
j-taroさん
刺しっぱなしにするのは確かに有効だと思います。
水分が入ると端子間に電蝕が起こりやすくなるので、時々抜いて目視する方が無難でしょうね。
自分の場合は、毎回抜かなきゃならないのでこうなりました。
by かある (2015-12-13 19:20)
マニア次長殿
熱収縮チューブを入れる前にコネクタをはんだ付けしたので入らなかったんです。
まあ、短いからいいかな、なんて。
擦れたということはめっきが剥がれた状態では?
でも、そこまで擦れるとはどんな使い方?
程度問題ですけど、金属を挟むのもいいでしょうね。
銅は酸化しやすいのでやめとく方がいいかも。
だましだまし使うなら、CRCをすこ~しだけ拭いてみるとか。
構造によるでしょうけど、可能なら、同じ形状の端子を自作してはめ込みます。材料は、廃品利用。
by かある (2015-12-13 19:26)
7時間・・・お疲れ様でした・・・
by SerowGOGOGO (2015-12-13 19:50)
SerowGOGOGOさん
あっという間の7時間でした。
お昼食べそびれたし(^o^)
by かある (2015-12-16 19:24)