シガーライターソケットが大きいのでコネクタを変更した [改造]
<前書き>
ふと、近くのホームセンターに行くと、キャンプコーナーにこんなのが置いてました。
1300円弱、
衝動買い
組み立てると
裏返すと
アルミ製です
キャンプ用のテーブルは自作があるのですが、これは部屋での工作用テーブルにも使えます。
ナンチャッテキャリアもテーブルになるし。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本題>
~今回の自作~
バイクのDC12Vを使っているのですが、コネクタがシガーライターソケットなので、デカイ!
何とかならんもんかなあ、
コネクタを小さくすりゃいんですけどね。
とっ、いう訳で自作しました。
(いつものごとく、見かけはあんまり気にしてません。)
近くのお店を探して、オートバックスで適当なのを見つけたので購入。
(通販でコネクタを探して買ってもいいけど送料を考えるとあんまり変わらないし)
そのコネクタは、
エーモン No.2810 カプラー2極
です。
値段は、200円。
何個も買うと、結構、高い(6個買った)。
バイク側のシガーライターソケットの横から今回のコネクタ付の線を出すと、こうなります(コネクタが見えてないけど)。
黒のビニールテープ(100均)で巻きます(コネクタが見えてないけど)。
(ハーネス用のテープがあるのは知ってますが、コストダウン←ケチっている、ともいう)
機器側(負荷側)はこうなってます。
左側に買ったコネクタが3つ(3分配できる)。
右側が供給側(バイク側)になります。
ちっちゃな基板はLEDと抵抗器。
電圧が印加されると光るようにしました。
最初は、懐かしい35mmフィルムケース(左側)に入れたのですが、透明感があまりなくて光っているのが見えづらい。
そこで、100均のエポキシパテを入れていた筒に変更しました。
左側がフィルムケース、右側がエポキシパテのケース。
出来たのがこれ
取り付けると、こんな感じ
裏に赤いビニールテープを貼ってます。
(LEDがどっち向きか分かりやすいように・・・)
光ると、こんな感じ
カメラに使う12V→5V変換器は、元々、シガーライターソケットなので、
切断して今回のコネクタを接続するとこうなります。
シガーライターソケットが無くなった分だけ短くなりました。
ちなみに、今回のコネクタを使って元のようにシガーライターソケットにもつながるようにしてます。
汎用性を持たせておきたいので。
コネクタの電源側は、ジャック(端子がむき出しでない方)にしましょう。
プラグ側にすると、何もつないでなくても、電圧が印加されるとむき出しの端子なので何かにあたってショートする危険があります。
他の電気製品もみんなそうなっていると思います。
コネクタを摘むところは、エポキシパテ(さっきのケースに入っていた中身)で固めました。
当然、これらは防水ではないので、雨の日は水が入りにくいように気を使う必要があります。
なお、GPSは、シガーライターソケットと12V→5V変換器が一体化されているので、今回のコネクタが使えません。
それを忘れて一旦、線を切断ししまい、また接続し直すハメに・・・(;_;)
↑ボケてます。
今回のコネクタが使えるのは、カメラとETC、
少しだけ小型化できたかな?
とっ、いう訳で前回のテスト走行に出発したのです(^O^)/
--------以下、電気回路のお話(興味がある人だけね)--------
今回、LEDに直列に1kΩの抵抗器を接続しています。
電圧は、12vですが、実際には、14.2Vとか、そんな感じ。
LEDは、昔、通販で買った一袋100個入りのもの。
特性が分からないですが、流す電流は省エネのため、少なめにします。
測ってみると、LEDのVF(順方向電圧)は、1.8V。
IF(順方向電流)は、12.3mAでした。
狙ってた電流値(10~15mA)だったので、こんなもんですね。
こんだけ電流が少ないのでLEDの寿命は長いはず(暗いけど)。
もし、過電圧がかかってLEDが切れた場合、
・オープンになっちゃうなら、LEDが光らなくなるだけ。
・ショートになっちゃうなら、1kΩの抵抗器があるので、14[V]/1[kΩ]=14mAの電流が流れ続ける。14mA位ならそのまま使ってもその分が無駄になるだけです。つまり、1kΩが渦電流を抑制する、
と、いうことです。
・・・ゴチャゴチャ書いたけど、要は、LEDと抵抗器の直接接続だけの超簡単な回路・・・
ヒューズは、バッテリーに取付けられているオリジナルだけなので電流に対する保護はこれだけ。何かの故障で電流が流れすぎると、繋いでいる機器内の保護回路頼み。
繋ぐ機器は、
・ナビ(GPS)・・・たぶん、12V→5V変換器が先に壊れるはず。壊れたら、100均ので代用しようかと。本体も壊れたら、これが買いどきさ、とあきらめる。
・ETC・・・ちゃんとしたメーカー品だし、専用品だから保護回路くらい入ってるでしょう。きっと。
・カメラ・・・12V→5V変換器は結構電流が流れるタイプで、元々入っていた1Aのヒューズを外したので、たぶん、カメラが壊れます。これも、あきらめる。
*電気回路の場合、もしも、こうなったら、こうなる、という想定は、大事です。
きっと、他の分野でもそうでしょう。 (そうですよね? エエ歳こいた、みなさん)
こういうので、普段見えない品質が決まります。
あぶないな、っと思ったら、保護回路を追加するわけです。←今回やってもいないのに大袈裟
LEDはダイオードの一種ですね。
LED:Light Emitting Diode (発光ダイオード)
ダイオードには他にも色んな種類があります。
PINダイオード
ショットキーバリアダイオード
トンネルダイオード
最近は、CRD:Current Regulative Diode(定電流ダイオード)っていうのもあるんですよね。
技術は進歩するもんです。
それぞれ、種類によって使い道があるのですが、トンネルダイオードなんて、とても変わっています。
良いところは温度特性がとっても小さい。
検波器(高周波信号を直流電圧に変換する)に使ったりします。
でも、流せる電流がとっても少なく、ハイ・インピーダンス。
また、ものすごく壊れやすい(耐電圧が低い)ので注意。
性能はいいんですが、使いこなすのが難しいので、一般的に広まってません。
日本では作ってないのじゃないかな?
(発明者はあの有名な日本人ですが)
一般的にダイオードは温度特性が大きいです。
ダイオードの基本特性に、I-V特性というのがあるのですが、温度によって大きく変わります。
精密機器の場合、温度補償回路でダイオードの温度特性を補正したりします。
LEDも温度特性が大きいみたいですが、光ってりゃいいのでいいかげんでいいです。
他にも注意しなければならない特性はあります。
性能・機能を左右するような大事な回路だと最大定格を越えると半導体は確実に壊れるので注意しないとダメです(経験値を溜め込んでます)。
あっ、そこの人、ここまで読んで、眠り薬代わりにしないように(^_^;)
今の時代はいくらでも資料がwebにあるので、勉強しやすくていいですね。
では~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふと、近くのホームセンターに行くと、キャンプコーナーにこんなのが置いてました。
1300円弱、
衝動買い
組み立てると
裏返すと
アルミ製です
キャンプ用のテーブルは自作があるのですが、これは部屋での工作用テーブルにも使えます。
ナンチャッテキャリアもテーブルになるし。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本題>
~今回の自作~
バイクのDC12Vを使っているのですが、コネクタがシガーライターソケットなので、デカイ!
何とかならんもんかなあ、
コネクタを小さくすりゃいんですけどね。
とっ、いう訳で自作しました。
(いつものごとく、見かけはあんまり気にしてません。)
近くのお店を探して、オートバックスで適当なのを見つけたので購入。
(通販でコネクタを探して買ってもいいけど送料を考えるとあんまり変わらないし)
そのコネクタは、
エーモン No.2810 カプラー2極
です。
値段は、200円。
何個も買うと、結構、高い(6個買った)。
バイク側のシガーライターソケットの横から今回のコネクタ付の線を出すと、こうなります(コネクタが見えてないけど)。
黒のビニールテープ(100均)で巻きます(コネクタが見えてないけど)。
(ハーネス用のテープがあるのは知ってますが、コストダウン←ケチっている、ともいう)
機器側(負荷側)はこうなってます。
左側に買ったコネクタが3つ(3分配できる)。
右側が供給側(バイク側)になります。
ちっちゃな基板はLEDと抵抗器。
電圧が印加されると光るようにしました。
最初は、懐かしい35mmフィルムケース(左側)に入れたのですが、透明感があまりなくて光っているのが見えづらい。
そこで、100均のエポキシパテを入れていた筒に変更しました。
左側がフィルムケース、右側がエポキシパテのケース。
出来たのがこれ
取り付けると、こんな感じ
裏に赤いビニールテープを貼ってます。
(LEDがどっち向きか分かりやすいように・・・)
光ると、こんな感じ
カメラに使う12V→5V変換器は、元々、シガーライターソケットなので、
切断して今回のコネクタを接続するとこうなります。
シガーライターソケットが無くなった分だけ短くなりました。
ちなみに、今回のコネクタを使って元のようにシガーライターソケットにもつながるようにしてます。
汎用性を持たせておきたいので。
コネクタの電源側は、ジャック(端子がむき出しでない方)にしましょう。
プラグ側にすると、何もつないでなくても、電圧が印加されるとむき出しの端子なので何かにあたってショートする危険があります。
他の電気製品もみんなそうなっていると思います。
コネクタを摘むところは、エポキシパテ(さっきのケースに入っていた中身)で固めました。
当然、これらは防水ではないので、雨の日は水が入りにくいように気を使う必要があります。
なお、GPSは、シガーライターソケットと12V→5V変換器が一体化されているので、今回のコネクタが使えません。
それを忘れて一旦、線を切断ししまい、また接続し直すハメに・・・(;_;)
↑ボケてます。
今回のコネクタが使えるのは、カメラとETC、
少しだけ小型化できたかな?
とっ、いう訳で前回のテスト走行に出発したのです(^O^)/
--------以下、電気回路のお話(興味がある人だけね)--------
今回、LEDに直列に1kΩの抵抗器を接続しています。
電圧は、12vですが、実際には、14.2Vとか、そんな感じ。
LEDは、昔、通販で買った一袋100個入りのもの。
特性が分からないですが、流す電流は省エネのため、少なめにします。
測ってみると、LEDのVF(順方向電圧)は、1.8V。
IF(順方向電流)は、12.3mAでした。
狙ってた電流値(10~15mA)だったので、こんなもんですね。
こんだけ電流が少ないのでLEDの寿命は長いはず(暗いけど)。
もし、過電圧がかかってLEDが切れた場合、
・オープンになっちゃうなら、LEDが光らなくなるだけ。
・ショートになっちゃうなら、1kΩの抵抗器があるので、14[V]/1[kΩ]=14mAの電流が流れ続ける。14mA位ならそのまま使ってもその分が無駄になるだけです。つまり、1kΩが渦電流を抑制する、
と、いうことです。
・・・ゴチャゴチャ書いたけど、要は、LEDと抵抗器の直接接続だけの超簡単な回路・・・
ヒューズは、バッテリーに取付けられているオリジナルだけなので電流に対する保護はこれだけ。何かの故障で電流が流れすぎると、繋いでいる機器内の保護回路頼み。
繋ぐ機器は、
・ナビ(GPS)・・・たぶん、12V→5V変換器が先に壊れるはず。壊れたら、100均ので代用しようかと。本体も壊れたら、これが買いどきさ、とあきらめる。
・ETC・・・ちゃんとしたメーカー品だし、専用品だから保護回路くらい入ってるでしょう。きっと。
・カメラ・・・12V→5V変換器は結構電流が流れるタイプで、元々入っていた1Aのヒューズを外したので、たぶん、カメラが壊れます。これも、あきらめる。
*電気回路の場合、もしも、こうなったら、こうなる、という想定は、大事です。
きっと、他の分野でもそうでしょう。 (そうですよね? エエ歳こいた、みなさん)
こういうので、普段見えない品質が決まります。
あぶないな、っと思ったら、保護回路を追加するわけです。←今回やってもいないのに大袈裟
LEDはダイオードの一種ですね。
LED:Light Emitting Diode (発光ダイオード)
ダイオードには他にも色んな種類があります。
PINダイオード
ショットキーバリアダイオード
トンネルダイオード
最近は、CRD:Current Regulative Diode(定電流ダイオード)っていうのもあるんですよね。
技術は進歩するもんです。
それぞれ、種類によって使い道があるのですが、トンネルダイオードなんて、とても変わっています。
良いところは温度特性がとっても小さい。
検波器(高周波信号を直流電圧に変換する)に使ったりします。
でも、流せる電流がとっても少なく、ハイ・インピーダンス。
また、ものすごく壊れやすい(耐電圧が低い)ので注意。
性能はいいんですが、使いこなすのが難しいので、一般的に広まってません。
日本では作ってないのじゃないかな?
(発明者はあの有名な日本人ですが)
一般的にダイオードは温度特性が大きいです。
ダイオードの基本特性に、I-V特性というのがあるのですが、温度によって大きく変わります。
精密機器の場合、温度補償回路でダイオードの温度特性を補正したりします。
LEDも温度特性が大きいみたいですが、光ってりゃいいのでいいかげんでいいです。
他にも注意しなければならない特性はあります。
性能・機能を左右するような大事な回路だと最大定格を越えると半導体は確実に壊れるので注意しないとダメです(経験値を溜め込んでます)。
あっ、そこの人、ここまで読んで、眠り薬代わりにしないように(^_^;)
今の時代はいくらでも資料がwebにあるので、勉強しやすくていいですね。
では~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2013-05-30 19:54
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コメント(8)
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うーん、むづかしい!
さすが、かある部長だ。
もしかして、アルミテーブルの前では正座してません?
(思わず想像してしまった。)
今度、6VのXL250Sのウインカーとテール・ストップのLED化教室をお願いします。
待てよ?かあるさんのXLXは12Vだったな。
おでこにはLED入れないでね・・・? え、もう入ってる?(^^:
by テキト~部次長 (2013-05-31 09:15)
アルミテーブル、私も同じの持ってます(*^_^*)コンパクトで重宝してます。が、テーブル端の黒いプラスチックが外れやすいので注意しましょう。
V=R×I ????その昔こんなの勉強したようなしないような・・・
by 錆びオヤジ (2013-05-31 09:38)
デイトナから防水カプラが出ていますよ
私はETCを取り外すために2個買って1個は蓋にしました
by SerowGOGOGO (2013-05-31 20:10)
テキト~部次長殿
LED対応のウィンカーリレーですね。
自作のリレー回路としては、タイマーIC(NE555)を使う回路がよさそうだと思っています。
IC周りの諸元を少し変更すれば6V化もできるんじゃないでしょうか。
(最大定格電圧が18Vなので、6Vの方がディレーティング的に楽だし、Vcc=4.5V-16Vで動作するので、6Vは動作範囲内)
アルミテーブルが低いので正座不要です。座高が高いし・・・・・・
なお、おでこはLEDではなく、反射板です。
by かある (2013-05-31 22:24)
錆びオヤジさん
アルミテーブルの助言、ありがとうございます。
今度、確認してみます。
V=R×Iは、定番の公式ですね。
昔、そんなのばっかりやってました(^O^)/
by かある (2013-05-31 22:35)
SerowGOGOGOさん
情報ありがとうございます。
やはり、世の中には売ってましたか。
お値段がちょっと高めですね。
また、一周り大きくなっちゃいます。
電気的に気をつけなければならないと思っているのは、こういうコネクタは頻繁に挿抜することを想定する仕様になってない、かもしれない点です。
防水コネクタであっても水分が入ってショートする危険があるので濡れた後は端子間が見えるようにして乾かす方がいいと思います。(水が入らないようにがっちりテーピングしているならあまり気にしなくてもいいのでしょう。)
自分は、雨の時はビニール袋などに入れて水が侵入しにくいようにして、晴れたら乾かす、です←ケチってます。
端子間がショートする現象をトラッキングと言ったりします。直流のように常に同じ電位差になっている方がトラッキングが発生しやすいと言われています。イオンマイグレーションというのもあります(現象は同じですが発生メカニズムがちょっと違うみたい)。
まあ、いろいろ経験したおかげで、抜き差しするときは、コネクタの接合面をつい、見ちゃうという習慣がいつの間にか・・・・・・・・・・
でも、最近、老眼のお陰で・・・・・・・・・・・・^^;
by かある (2013-05-31 23:06)
うちのトリッカーには、USBとヘラーコネクタを装着してます。
USBは基本的にナビ用、必要時はiphoneの充電も可能。
ヘラーはガレージ限定(BMW純正バッテリー充電器用)で、走行中はフロントフォークが当たるので使えません(笑
by j-taro (2013-06-01 16:12)
j-taroさん
こんにちは~
へ~、ヘラーコネクターを知りませんでした。(←オヤジのダメダジャyレ付)
ヨーロッパ規格は馴染みがなかったのでためになりました。
ありがとうございます。
自分のはセンスが無いので見かけが悪いです。
アハハ
実は、USBコネクタをETC用の12V接続用として使っています。
誤挿入が怖いので、わざと、プラグとジャック(レセプタクル)を逆にしています。
これも、センスは無い。
ワハハ
by かある (2013-06-01 19:07)