鬼嶽稲荷神社と鬼の洞窟(大江山) [バイクツーリング]
4月初旬に行ったけど雪で引き返した大江山に行ったものの目的地に到達できず、なのぢゃ。に再チャレンジして来ました。
午前にはカッパは必要ないくらいの小雨も降る曇り空でしたが、前日の雨の後なので空気が澄んでいて気持ちがいい。
1. いつものところで
もう、いい?
2. お勧めできない抜け道
一人で寂しい道を走るのが好きなので、国道を走るのは最低限にしています。
今回、その中の一つをご紹介しましょう。
こちら方面へ行く途中、福知山市の南を走る国道9号から綾部市への抜け道に県道(府道)522があるのですが、ここはお勧めできません。
舗装されているのですが、苔は生えているわ、落ち葉が積もっているわで、タイヤが滑るとダートよりもかえって危険です。道幅も車1台分だけ。ガードレールもなし。熊に注意の看板もあります。
こんな感じ。真夏も同じです(涼しいです)。
結局、スピードを出せないので抜け道になっていません。それでもここを通るのは、山の中を走るのが好きな変身、いや、変人だからでしょうか。
一度も対向車とすれ違ったことがありません。
ちなみに、ツーリングマップル2008年版では「交通量少ない道幅狭く路面には杉の小枝が散乱」となっています。
くどいですが、この道はお勧めできません。
3. 鬼嶽稲荷神社
雪もなくなっており、すんなり到着できました。
鬼嶽と書いて(おにたけ)と呼ぶようです。ついつい、おにごくって読んでました。
お参りする人や登山者(最近、流行ってますねー。途中の別の山越えでもカラフルなウェアを着たグループを何度か見かけました。)がほとんどです。
トイレ、小屋タイプの休憩所(畳、テーブル)もあります。トイレは面白く、大の方は堆肥が便器から約50cmのところまで堆積しており、「流す」を押すとぐういん、ぐういん、とかき回す仕組みです。これ、なんだろう?って思って、つい、動かしてしまいました。
休憩所のベランダから。
休憩所のベランダから別方向を見ると、山に囲まれています。景色が良いです。
雲海に囲まれると更に素晴らしい景色になるようです。
(パノラマ風に写真結合)
ベランダから観た写真の奥の方に行くと、登山道への入り口があります。
その手前にこのような看板があります。
「鬼の洞窟 300m」
2年前に来た時には、鬼の洞窟という看板だけ。その時に行ってみたのですが、途中の別れ道を真っすぐ行ったのに到達できず。もう一つの道(今回行った道)は大変そうだったので止めました。
今回は、300mという新しい情報が追加された看板があるので途中にも看板があるかと思って行ってみることに。
鬼の洞窟ってなんだかそそられますよねえ?
数十m歩くと、このような社があります。
でも、ここは違います。
更に歩いて行くと前回、何の表示も無かった分かれ道に来ます。
地面に赤い棒が立っています。その根元に「←鬼の洞窟」の板が打ち付けられていました。左の方へ行けということですね。左は山を下る方向です。
もし、このブログを見て行ってみようと思った人がいたら、靴は山歩きできるタイプ、手袋を着用するほうが良いでしょう。前回、来たことがあるのでバイクグローブを持ってきたのですが、正解でした。私のブーツはビムラム底なのですが、それでも簡単に滑るほどです。
足元に気をつけながら降りていきます。
これでも道です。
これも道です。斜面を上から見ている写真です。カメラは左右に傾けていないつもり。
雨の後もあり、土が崩れやすいことや岩の上の苔に悩まされながら何とか「鬼の洞窟 すぐそこ」の看板まで来ました。
この看板の後ろを除くと、帰りのための表示でしょうか「鬼獄稲荷 ゆるやかな上り」とあります・・・・・・・・(ゆるやか?)どんな人を基準にしているのでしょうか? 太ももが90度になることもあるような上りなのですが。オヤジにはとてもとても。
「すぐそこ」の表示に励まされて更に行きます。(どうせ、気休めだろうと皮肉に思いながら。)
この木は短足オヤジの股下くらいの高さです。メタボオヤジには下をくぐると地面に膝をつかないと無理そうです。しかも、道といっても山の斜面のまま、傾いています。なんとか、またいで越えました。
道のような道でないような道を歩いて大きな岩の下を過ぎてちょっとした上り道になっていてその先を見るとなにやら洞窟のような穴が。通り過ぎた大きな岩にあいているようです。
振り返ると、山深い。
入り口まで到着。
なんとか大江という文字は分かるのですが、朽ちかけています。
さて、中を除くと・・・・・・
薄暗い。
(我ながらよくこんな所に一人で来るよなあ。鈍いオヤジで良かった。)
奥の方になにやらあります。
岩の上にお賽銭らしきコインが。
自分も、この雰囲気のせいか、コインを置いてお祈り。
更に良く見ると岩の後ろの方に(暗くてこの写真のようによく見えません。)、木製のミニ社のようなものとミニ鳥居が倒れています。
思わず、手にとって岩の上に立ててしまいました。また倒れるかもしれないけど。
なんとなく、一般人がこういうものに触るのは禁じられているような気がしたのですが。こういう場合は、いいよね? いいよね?
昔々、この洞窟に鬼が住んでいたのでしょうか?
少なくとも、何百年も昔からここにあったのでしょうね。
その間、どんな人たちがここを訪れたのでしょうか。
帰ります。木が垂直に伸びることから、この傾斜具合がお分かりかと思います。目の前が道です。
さて、ここを登らねば。これが「ゆるやか」だそうです。
やっと戻って来ました。
ゼーハー、ゼーハー.......
しばらく、動けそうにない。休憩所に寝転んで休憩。
後で鬼極稲荷から鬼の洞窟までのGPSのログを見ると、距離300m、高低差80mでした。
80mは、普通、きついよなあ。
これだけの写真を撮っているということは・・・・・ご察しの通り、それだけ立ち止まっていました。(^_^;)
ゼーハー、ゼーハー、といって休憩している横のテーブルの方では、同年輩か年上でしょうか、登山者の方が即席ラーメン(さっ◯ろ一番味噌ラーメン)を煮ています。こういうお昼もいいですね。
とはいえ、あんまりお腹が空いていないのか、疲れたのか、食欲無し。
ちょっと雑談をして先に出発させてもらいます。
頂上まで登って撮った写真だと想像しますが、雲海に囲まれるとこのような風景になるようです。
(自分で撮った写真ではないですが宣伝ということでいいですよね?)
なんとか呼吸も普通に戻ったので、今度は別の道から下ります。
途中に、「粟賀神社」の看板がありました。
この雰囲気、なんとなく、ピンと来ました。
行ってみます。
直ぐに山の斜面沿いのダートになり、ぬかるんだ道を慎重に進むと・・・・・
残念。木が倒れていてこれ以上進めません。道も更に柔らかくなっておりこれ以上は断念しました。
バイクはここに止めて歩いて偵察。
なんとなく、この道の先に粟賀神社があるように思えない。
じゃあ、どこ?
バイクに乗って戻ります。上に上がる小道があったので徒歩で登ってみると、道が草に覆われて進むのをためらう先に廃屋らしきものが見えます。
屋根の形が神社っぽい。
これが粟賀神社でしょうか。
もう、誰もいないようです。
夜、一人で来るのは怖いだろうなあ。
引き返して帰る途中、石造りの鳥居が立っていました。
何、と思って見てみると、鬼極神社となっています。
こんな鳥居を移動させるのは至難の業なので、ここにも昔は神社があったのでしょうか。
大江山はここで締めくくり。
帰りもすんなり走れて、暑くもなく、雨も振らずでなかなか気持ち良いツーリングでした。
夜、嫁さんからおみやげが。
近くで市があったらしく、猪名川町の猪の形をした豚まんをもらいました。
豚まんは関西圏だけの言い方だっけ? 一般的には肉まんというんですかね。
牙がひとつ無いのはご愛嬌。
美味しくいただきました。
午前にはカッパは必要ないくらいの小雨も降る曇り空でしたが、前日の雨の後なので空気が澄んでいて気持ちがいい。
1. いつものところで
もう、いい?
2. お勧めできない抜け道
一人で寂しい道を走るのが好きなので、国道を走るのは最低限にしています。
今回、その中の一つをご紹介しましょう。
こちら方面へ行く途中、福知山市の南を走る国道9号から綾部市への抜け道に県道(府道)522があるのですが、ここはお勧めできません。
舗装されているのですが、苔は生えているわ、落ち葉が積もっているわで、タイヤが滑るとダートよりもかえって危険です。道幅も車1台分だけ。ガードレールもなし。熊に注意の看板もあります。
こんな感じ。真夏も同じです(涼しいです)。
結局、スピードを出せないので抜け道になっていません。それでもここを通るのは、山の中を走るのが好きな変身、いや、変人だからでしょうか。
一度も対向車とすれ違ったことがありません。
ちなみに、ツーリングマップル2008年版では「交通量少ない道幅狭く路面には杉の小枝が散乱」となっています。
くどいですが、この道はお勧めできません。
3. 鬼嶽稲荷神社
雪もなくなっており、すんなり到着できました。
鬼嶽と書いて(おにたけ)と呼ぶようです。ついつい、おにごくって読んでました。
お参りする人や登山者(最近、流行ってますねー。途中の別の山越えでもカラフルなウェアを着たグループを何度か見かけました。)がほとんどです。
トイレ、小屋タイプの休憩所(畳、テーブル)もあります。トイレは面白く、大の方は堆肥が便器から約50cmのところまで堆積しており、「流す」を押すとぐういん、ぐういん、とかき回す仕組みです。これ、なんだろう?って思って、つい、動かしてしまいました。
休憩所のベランダから。
休憩所のベランダから別方向を見ると、山に囲まれています。景色が良いです。
雲海に囲まれると更に素晴らしい景色になるようです。
(パノラマ風に写真結合)
ベランダから観た写真の奥の方に行くと、登山道への入り口があります。
その手前にこのような看板があります。
「鬼の洞窟 300m」
2年前に来た時には、鬼の洞窟という看板だけ。その時に行ってみたのですが、途中の別れ道を真っすぐ行ったのに到達できず。もう一つの道(今回行った道)は大変そうだったので止めました。
今回は、300mという新しい情報が追加された看板があるので途中にも看板があるかと思って行ってみることに。
鬼の洞窟ってなんだかそそられますよねえ?
数十m歩くと、このような社があります。
でも、ここは違います。
更に歩いて行くと前回、何の表示も無かった分かれ道に来ます。
地面に赤い棒が立っています。その根元に「←鬼の洞窟」の板が打ち付けられていました。左の方へ行けということですね。左は山を下る方向です。
もし、このブログを見て行ってみようと思った人がいたら、靴は山歩きできるタイプ、手袋を着用するほうが良いでしょう。前回、来たことがあるのでバイクグローブを持ってきたのですが、正解でした。私のブーツはビムラム底なのですが、それでも簡単に滑るほどです。
足元に気をつけながら降りていきます。
これでも道です。
これも道です。斜面を上から見ている写真です。カメラは左右に傾けていないつもり。
雨の後もあり、土が崩れやすいことや岩の上の苔に悩まされながら何とか「鬼の洞窟 すぐそこ」の看板まで来ました。
この看板の後ろを除くと、帰りのための表示でしょうか「鬼獄稲荷 ゆるやかな上り」とあります・・・・・・・・(ゆるやか?)どんな人を基準にしているのでしょうか? 太ももが90度になることもあるような上りなのですが。オヤジにはとてもとても。
「すぐそこ」の表示に励まされて更に行きます。(どうせ、気休めだろうと皮肉に思いながら。)
この木は短足オヤジの股下くらいの高さです。メタボオヤジには下をくぐると地面に膝をつかないと無理そうです。しかも、道といっても山の斜面のまま、傾いています。なんとか、またいで越えました。
道のような道でないような道を歩いて大きな岩の下を過ぎてちょっとした上り道になっていてその先を見るとなにやら洞窟のような穴が。通り過ぎた大きな岩にあいているようです。
振り返ると、山深い。
入り口まで到着。
なんとか大江という文字は分かるのですが、朽ちかけています。
さて、中を除くと・・・・・・
薄暗い。
(我ながらよくこんな所に一人で来るよなあ。鈍いオヤジで良かった。)
奥の方になにやらあります。
岩の上にお賽銭らしきコインが。
自分も、この雰囲気のせいか、コインを置いてお祈り。
更に良く見ると岩の後ろの方に(暗くてこの写真のようによく見えません。)、木製のミニ社のようなものとミニ鳥居が倒れています。
思わず、手にとって岩の上に立ててしまいました。また倒れるかもしれないけど。
なんとなく、一般人がこういうものに触るのは禁じられているような気がしたのですが。こういう場合は、いいよね? いいよね?
昔々、この洞窟に鬼が住んでいたのでしょうか?
少なくとも、何百年も昔からここにあったのでしょうね。
その間、どんな人たちがここを訪れたのでしょうか。
帰ります。木が垂直に伸びることから、この傾斜具合がお分かりかと思います。目の前が道です。
さて、ここを登らねば。これが「ゆるやか」だそうです。
やっと戻って来ました。
ゼーハー、ゼーハー.......
しばらく、動けそうにない。休憩所に寝転んで休憩。
後で鬼極稲荷から鬼の洞窟までのGPSのログを見ると、距離300m、高低差80mでした。
80mは、普通、きついよなあ。
これだけの写真を撮っているということは・・・・・ご察しの通り、それだけ立ち止まっていました。(^_^;)
ゼーハー、ゼーハー、といって休憩している横のテーブルの方では、同年輩か年上でしょうか、登山者の方が即席ラーメン(さっ◯ろ一番味噌ラーメン)を煮ています。こういうお昼もいいですね。
とはいえ、あんまりお腹が空いていないのか、疲れたのか、食欲無し。
ちょっと雑談をして先に出発させてもらいます。
頂上まで登って撮った写真だと想像しますが、雲海に囲まれるとこのような風景になるようです。
(自分で撮った写真ではないですが宣伝ということでいいですよね?)
なんとか呼吸も普通に戻ったので、今度は別の道から下ります。
途中に、「粟賀神社」の看板がありました。
この雰囲気、なんとなく、ピンと来ました。
行ってみます。
直ぐに山の斜面沿いのダートになり、ぬかるんだ道を慎重に進むと・・・・・
残念。木が倒れていてこれ以上進めません。道も更に柔らかくなっておりこれ以上は断念しました。
バイクはここに止めて歩いて偵察。
なんとなく、この道の先に粟賀神社があるように思えない。
じゃあ、どこ?
バイクに乗って戻ります。上に上がる小道があったので徒歩で登ってみると、道が草に覆われて進むのをためらう先に廃屋らしきものが見えます。
屋根の形が神社っぽい。
これが粟賀神社でしょうか。
もう、誰もいないようです。
夜、一人で来るのは怖いだろうなあ。
引き返して帰る途中、石造りの鳥居が立っていました。
何、と思って見てみると、鬼極神社となっています。
こんな鳥居を移動させるのは至難の業なので、ここにも昔は神社があったのでしょうか。
大江山はここで締めくくり。
帰りもすんなり走れて、暑くもなく、雨も振らずでなかなか気持ち良いツーリングでした。
夜、嫁さんからおみやげが。
近くで市があったらしく、猪名川町の猪の形をした豚まんをもらいました。
豚まんは関西圏だけの言い方だっけ? 一般的には肉まんというんですかね。
牙がひとつ無いのはご愛嬌。
美味しくいただきました。
2012-05-13 09:57
nice!(2)
コメント(8)
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楽しそうです!冒険気分で山歩き♪
でも、夜には来たくないですね^^;
by なゆ (2012-05-14 12:28)
なゆさん
楽しいですよー。
日本でも冒険のような気分を味わえますねー。
でも、本当に熊が出たり、転落して怪我をしたら洒落になりませんけど。
by かある (2012-05-14 21:21)
とても1人で行く気にはなれませんな。
昼間でも。。。
洞窟のようなところは八墓村を思い出しました。
豚マンで〆る所は気をつけないと・・・・
糖尿病・・・・・・・
by やままさ (2012-05-15 22:31)
やままささん
自分の悪いクセかも。
止める人がいないとズンズン行っちゃうんです。
これくらいで糖尿病に気をつけなきゃならないんですか・・・
この豚まんは小さくて可愛かったですよ。
by かある (2012-05-16 19:40)
楽しそうなフィールドがたくさん!うらやましいニャ~
来週から一月ほど仙台行きで行方不明になりますがついでに偵察してきます
by オヤジR (2012-05-16 23:19)
オヤジRさん
仙台ですかー。
偵察よろしくお願いします。
ちゃんと帰ってきてくださいね。
by かある (2012-05-17 21:50)
歩かれた辺りですかね・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000051-kyt-l26
by 通りすがり (2018-10-23 13:05)
通りすがりさん
なんと、そんな事故が発生してしまったのですか........
私みたいな貧弱者じゃない消防隊員でも危険を感じるとのこと。
山歩きは油断してはなりませんね。
合掌..................
by かある (2018-10-23 22:52)