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オプティマス8Rのキャップ分解 [キャンプ]

先日のキャンプ記事にて、思わぬところで盛り上がった8Rネタです。

例の炎がボーーーって出たのはここの真中からでした。
01-screw.jpg

裏返すとパッキンの端っこのほうが無くなってきつつあります。
でも、ここから炎が出たのではないのでこのパッキンはまだ大丈夫だと思います。
02-screw.jpg

さて、これをどうやって分解するかですが、一番最初の写真の真ん中を回す構造のようです。寸法を測ってみると、3mm×3mm寸法の正方形の穴です。
そういう工具は手元にないし、うーーん、自作しようか? とちょっと悩む。
何だか、この3mm×3mmってどこかで見たような気が・・・・・・

もしかしたら、と思って入れてみるとぴったりでした。
03-screw.jpg

さて、このキャップの上に乗っているのは何でしょう?




ああ、あれだ、って思った人もおられるかと思います。

答えは、タペットアジャスティングスクリュー(form XLX250R Parts List)でした。
なにせ、素人ですから、タペット調整に挑戦した時にこのスクリューと写真についているナットを焼き付かせてしまったのでした。焼き付いているので、このスクリューとナットは一体化しています。今回、それも都合が良い。

これを使って分解するとこれらのような部品に別れます。
キャップの中心にあったパッキン付部品の上にバネが乗っかっています。このバネは外れます。
04-screw.jpg

部品を外したあとのキャップの穴を覗きこむとこういう構造のようです。
05-screw.jpg

先ほどのバネ、パッキン付の部品、3mm×3mmの穴がついた部品。
06-screw.jpg

パッキン付の部品です。
このパッキン、外れそうにない。無理に外そうとすると壊すかもしれないのでこれ以上の分解は止めときました。
07-screw.jpg


燃料タンク内の圧力(ガソリンが温度で気化)が大きくなってバネの力よりも大きくなるとバネが縮むことにより隙間ができて燃料(気化したガソリン)がその隙間から出ていく。ガソリンの発火点以上になっているとそこから火がつく、という仕組みのようです。
燃料タンクの保護機構になっているということでしょうか?

元々、ここにプレヒート用の機器を繋いでタンク内部の圧力を高める機構でもあるようですから、本来はこっちが目的なのかなあ。元々、8Rには付いていませんでしたので詳細は分かりません。

特に、問題がある部品は無さそうなので、再組立しました。
今回、少しきつめに締めてみました。

こうして、タペットアジャスティングスクリューは、我が8Rのキャップ分解専用工具になったのでした。スクリューも、思わぬ余生を過ごすことになったものですね。
3mm×3mmという寸法は他のバイクにも共通しているものが多そうなので、参考になるかな、と思って、ブログに上げてみました。

パッキンが硬かったので経年変化で硬化しているのかも。
うまいこと、パッキン素材が見つかったら自作してみようかな。


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オヤジR

8R・・突っ込まざるをえません(^^;)XLXのパーツが専用工具になるとはサスガです。

ホントに圧力抜き時に火を噴くというのを知らずに使って顔でも近付けてたらアブナイ機構ですよね! 
自分のヤツはチョッと型が違うようでマイナスネジでした
by オヤジR (2012-05-16 23:11) 

かある

オヤジRさん
 ツッコミありがとうございます。
使えないものも捨てられない貧乏性です。

そうそう。この部品は普通に取り寄せられました。
この時期のRFVCエンジンを積んだバイクと共通品かもしれないですね。

by かある (2012-05-17 21:47) 

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