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キャンプ用に包丁用の鞘(ケース)を自作 [キャンプ]

今日はしっかりした雨です。
家で工作の日にしました。

最近、キャンプでナイフを持っていると周りから「アレッ」となることが多いです。
なんでかというと、銃刀法というのが改定されているからでしょう。
法律に基づいて注意すれば大丈夫なのだと思っていますが(間違っていたらすみません)、いずれにせよ、まわりの目を気にするのもなんなのでキャンプでは包丁を使うのが無難なんでしょう。(法律について細かいことを書き始めましたがやめました。詳しくは、説明したサイトがあるのでそちらで。)

問題は、包丁を持って行こうとすると刃がむき出しなのでそのままの状態で荷物をパッキングできないのです。適当に保護すると、もしもの時に危ないですし。
そこで、お店で探したり、ネットで探したりしたけどいいものは見つからず。折りたたみ式の包丁はうまく見つけられないので種類が少ないのか運が悪いのか。キャンプ用として折りたたみ構造のまな板に格納するタイプもあってお店で手にとってみましたがしっかり作られすぎていてファミキャンならいいんですが、コンパクトさを求めるバイク用にはごっつすぎるような。
あれやこれやと、しばらく前から構想を練っていたのですが、アイデアが固まってきたので鞘を自作してみることにした、という訳です。

初回なので、材料費はできるだけ安く、ということで100均で手頃な大きさの包丁を買いました。
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鞘本体の材質で一番悩みましたが、100均で売っている300円のまな板で作ってみることにしました。100円のは薄すぎます。300円のが丁度良さそうです。ホームセンターのは、ぶ厚すぎ。
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できたものがこれ。
03-houchou.jpg

では、作り方。

まな板に包丁をあてて刃を収納する型を書きます。
それをのこぎりで切り出します。
もなかみたいに両側から合わせる構造になります。
次に、細部を削ります。
この時、刃が入る部分を削りだすのは板の片側のみ。
なぜかというと、両面を削りだすと包丁を収納した時に刃がまな板の合わせ面から入っていってしまう危険を避けたかったからです。
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削った結果がこれ。彫刻刀を駆使してシコシコ削りました。
見た目は素人作業ですが、スカスカではなく、スッと入ります。
この時点では外側は荒削りで、内側のみ真面目に削っています。
刃の先端部がくるところには水抜き用の溝も掘りました。
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のりしろのところに両面テープを貼って仮固定します。
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うまくいきそうな感触なので、テニスラケットの握りに巻くテープで固定します。
近くのスポーツ用品店で一番安い200円のを買いました。
余った分は包丁の握りにも巻きつけてグリップ感を良くします。手に馴染みやすい感じになりました。最後に黒のビニールテープで固定。
これで一応、完成です。
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さて、ここからちょと悪乗りしてしまいました。
この包丁を腰に固定できるようにしないなあ、という訳です。

100均に行って、適当に幅が広い布を探したのですが良いものが見つからず、ウロウロしていたらベルトが目に止まりました。
皮っぽい合成樹脂のベルトとベルクロを購入して、後は、裁縫作業です。
これが、結構大変でした。ベルトが分厚いので3枚重ねの部分では縫うのに力がいる。普通の針は曲がっちゃたので革用の針で縫うことに。革用の針は太いのですがその代わりに抜くのに力がいる。ラジオペンチで針を抜きながらの裁縫です。

できたのがこれ。
正面。
08-houchou.jpg

横から。
09-houchou.jpg

分離。
10-houchou.jpg

腰に吊り下げる構造にした後で、包丁が抜けないようにする必要があるなと思ってその構造を付け足したため少々とってつけたような感じに・・・・・・
でも、これで荷物に詰め込んでも危なくないでしょう。
今回は、我ながらうまく出来ました。うんうん。
材料費も1000円になっていません。ウフフ。


さて、ここまで作っちゃうと、料理用の包丁というイメージではなくなりました。
この包丁、パッケージを見たらペティナイフって書かれています。
ペティナイフっていうのは、野菜・果物の皮むき、カクテルやケーキ用フルーツの飾り切りなど用途の広い小型の万能ナイフ、だそうです。
結局、ナイフじゃんか。
包丁だとばかり思ってた、というのが今回のオチ。
(そりゃ、包丁は日本語で、英語だとナイフだし。)


今回、初めてということもあって、安物の包丁やベルトを使ったのですが、高級感のあるものにするなら、包丁はもっとちゃんとしたのを選んだり(和包丁もいいかも)、ベルトの代わりに皮を使ったらいいでしょうね。




これは別の話。
バイク用にこちょこちょと作っていたのが完成しました。
さて、なんでしょう?
11-dai.jpg
12-dai.jpg

まだ、テストしていないです。うまく使えたら報告します。
あらかじめ書いときますが、センスは無いです。

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コメント 2

あらい@富山

相変わらずの自作好きですね~(^0^)
たまにツッコミ入れときましょう(笑)

包丁とかナイフをむき身で持ち歩くのがアレなんで
フォールディングナイフとかがあるんですよ!

キャンプとかでは、わざわざ【名刀】を持ってくる強者もいてますが、
新聞紙でグルグル巻きにしてビニールテープで巻いた鞘入りのが殆どです。

その【鞘】まで自作するとは、本当に頭が下がりますm(__)m
私の髪の毛を少し分けてあげたい気持ちが今込みあがっています(金髪ですが)

スミマセン、酔っ払ってますm(__)m




by あらい@富山 (2012-04-23 20:59) 

かある

あらいさん
 金髪でもいいから分けて下さい(笑)。

あらいさんが持ってきていた(と思う)折りたたみ包丁を探してみたのですが見つかりませんでした。

今回自作した鞘は結構しっかりしているのでお勧めです。
鞘だけなら半日作業でできます。
まあ、後は耐久性ですね。
こればっかりは使い続けないと分からないですが。

そうそう、色々考えているときに、フォールディングナイフについて書かれていたので、そちらに書き込んじゃったんです。
結構、タイムリーでした。

by かある (2012-04-23 22:38) 

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