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オプティマス8Rのキャップ分解 [キャンプ]

先日のキャンプ記事にて、思わぬところで盛り上がった8Rネタです。

例の炎がボーーーって出たのはここの真中からでした。
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裏返すとパッキンの端っこのほうが無くなってきつつあります。
でも、ここから炎が出たのではないのでこのパッキンはまだ大丈夫だと思います。
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さて、これをどうやって分解するかですが、一番最初の写真の真ん中を回す構造のようです。寸法を測ってみると、3mm×3mm寸法の正方形の穴です。
そういう工具は手元にないし、うーーん、自作しようか? とちょっと悩む。
何だか、この3mm×3mmってどこかで見たような気が・・・・・・

もしかしたら、と思って入れてみるとぴったりでした。
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さて、このキャップの上に乗っているのは何でしょう?




ああ、あれだ、って思った人もおられるかと思います。

答えは、タペットアジャスティングスクリュー(form XLX250R Parts List)でした。
なにせ、素人ですから、タペット調整に挑戦した時にこのスクリューと写真についているナットを焼き付かせてしまったのでした。焼き付いているので、このスクリューとナットは一体化しています。今回、それも都合が良い。

これを使って分解するとこれらのような部品に別れます。
キャップの中心にあったパッキン付部品の上にバネが乗っかっています。このバネは外れます。
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部品を外したあとのキャップの穴を覗きこむとこういう構造のようです。
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先ほどのバネ、パッキン付の部品、3mm×3mmの穴がついた部品。
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パッキン付の部品です。
このパッキン、外れそうにない。無理に外そうとすると壊すかもしれないのでこれ以上の分解は止めときました。
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燃料タンク内の圧力(ガソリンが温度で気化)が大きくなってバネの力よりも大きくなるとバネが縮むことにより隙間ができて燃料(気化したガソリン)がその隙間から出ていく。ガソリンの発火点以上になっているとそこから火がつく、という仕組みのようです。
燃料タンクの保護機構になっているということでしょうか?

元々、ここにプレヒート用の機器を繋いでタンク内部の圧力を高める機構でもあるようですから、本来はこっちが目的なのかなあ。元々、8Rには付いていませんでしたので詳細は分かりません。

特に、問題がある部品は無さそうなので、再組立しました。
今回、少しきつめに締めてみました。

こうして、タペットアジャスティングスクリューは、我が8Rのキャップ分解専用工具になったのでした。スクリューも、思わぬ余生を過ごすことになったものですね。
3mm×3mmという寸法は他のバイクにも共通しているものが多そうなので、参考になるかな、と思って、ブログに上げてみました。

パッキンが硬かったので経年変化で硬化しているのかも。
うまいこと、パッキン素材が見つかったら自作してみようかな。


キャンプ用に包丁用の鞘(ケース)を自作 [キャンプ]

今日はしっかりした雨です。
家で工作の日にしました。

最近、キャンプでナイフを持っていると周りから「アレッ」となることが多いです。
なんでかというと、銃刀法というのが改定されているからでしょう。
法律に基づいて注意すれば大丈夫なのだと思っていますが(間違っていたらすみません)、いずれにせよ、まわりの目を気にするのもなんなのでキャンプでは包丁を使うのが無難なんでしょう。(法律について細かいことを書き始めましたがやめました。詳しくは、説明したサイトがあるのでそちらで。)

問題は、包丁を持って行こうとすると刃がむき出しなのでそのままの状態で荷物をパッキングできないのです。適当に保護すると、もしもの時に危ないですし。
そこで、お店で探したり、ネットで探したりしたけどいいものは見つからず。折りたたみ式の包丁はうまく見つけられないので種類が少ないのか運が悪いのか。キャンプ用として折りたたみ構造のまな板に格納するタイプもあってお店で手にとってみましたがしっかり作られすぎていてファミキャンならいいんですが、コンパクトさを求めるバイク用にはごっつすぎるような。
あれやこれやと、しばらく前から構想を練っていたのですが、アイデアが固まってきたので鞘を自作してみることにした、という訳です。

初回なので、材料費はできるだけ安く、ということで100均で手頃な大きさの包丁を買いました。
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鞘本体の材質で一番悩みましたが、100均で売っている300円のまな板で作ってみることにしました。100円のは薄すぎます。300円のが丁度良さそうです。ホームセンターのは、ぶ厚すぎ。
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できたものがこれ。
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では、作り方。

まな板に包丁をあてて刃を収納する型を書きます。
それをのこぎりで切り出します。
もなかみたいに両側から合わせる構造になります。
次に、細部を削ります。
この時、刃が入る部分を削りだすのは板の片側のみ。
なぜかというと、両面を削りだすと包丁を収納した時に刃がまな板の合わせ面から入っていってしまう危険を避けたかったからです。
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削った結果がこれ。彫刻刀を駆使してシコシコ削りました。
見た目は素人作業ですが、スカスカではなく、スッと入ります。
この時点では外側は荒削りで、内側のみ真面目に削っています。
刃の先端部がくるところには水抜き用の溝も掘りました。
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のりしろのところに両面テープを貼って仮固定します。
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うまくいきそうな感触なので、テニスラケットの握りに巻くテープで固定します。
近くのスポーツ用品店で一番安い200円のを買いました。
余った分は包丁の握りにも巻きつけてグリップ感を良くします。手に馴染みやすい感じになりました。最後に黒のビニールテープで固定。
これで一応、完成です。
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さて、ここからちょと悪乗りしてしまいました。
この包丁を腰に固定できるようにしないなあ、という訳です。

100均に行って、適当に幅が広い布を探したのですが良いものが見つからず、ウロウロしていたらベルトが目に止まりました。
皮っぽい合成樹脂のベルトとベルクロを購入して、後は、裁縫作業です。
これが、結構大変でした。ベルトが分厚いので3枚重ねの部分では縫うのに力がいる。普通の針は曲がっちゃたので革用の針で縫うことに。革用の針は太いのですがその代わりに抜くのに力がいる。ラジオペンチで針を抜きながらの裁縫です。

できたのがこれ。
正面。
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横から。
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分離。
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腰に吊り下げる構造にした後で、包丁が抜けないようにする必要があるなと思ってその構造を付け足したため少々とってつけたような感じに・・・・・・
でも、これで荷物に詰め込んでも危なくないでしょう。
今回は、我ながらうまく出来ました。うんうん。
材料費も1000円になっていません。ウフフ。


さて、ここまで作っちゃうと、料理用の包丁というイメージではなくなりました。
この包丁、パッケージを見たらペティナイフって書かれています。
ペティナイフっていうのは、野菜・果物の皮むき、カクテルやケーキ用フルーツの飾り切りなど用途の広い小型の万能ナイフ、だそうです。
結局、ナイフじゃんか。
包丁だとばかり思ってた、というのが今回のオチ。
(そりゃ、包丁は日本語で、英語だとナイフだし。)


今回、初めてということもあって、安物の包丁やベルトを使ったのですが、高級感のあるものにするなら、包丁はもっとちゃんとしたのを選んだり(和包丁もいいかも)、ベルトの代わりに皮を使ったらいいでしょうね。




これは別の話。
バイク用にこちょこちょと作っていたのが完成しました。
さて、なんでしょう?
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まだ、テストしていないです。うまく使えたら報告します。
あらかじめ書いときますが、センスは無いです。

自作テーブル -B型- [キャンプ]

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
金曜日は送別会で飲み過ぎて数年ぶりのカラオケやらで二日酔いの(我流式)自作大好きのオヤジよりお届けします。
サラリーマンなもので、世間のご多分にもれず、団塊の世代のご定年が続くここ数年でございます。こんなわたくしのカラオケを聞かずに死ねないと何度も言われ、いやいや歌ってしまった。音楽2なのに。ドラえもん・・・・・


土曜日は二日酔いの上に天気も悪かったので、かねてから考えていた自作テーブルの改良アイデアを実行に移すことにしました。
前回の自作テーブルは、バイクのキャンプだけでなく、ファミキャンに、海水浴に、バイクいじりの時のちょいとした小物置きに、と色々便利なんです。ただ、前回のは脚部の強度が一方方向に対して弱いので取り扱いに特に注意が必要でした。実際、クニャっていってしまったことも。そのため、脚部をもっと丈夫にできないかとアイデアを練っていたのです。しかも、できるだけ安く。買っちゃうのより高くなるとなんだかショックなので。

・・・・・・ですが、この日は苦労したのに失敗。



翌朝、なぜか、4時半に目が覚めてしまい(最近、多い)、1時間ほどうつらうつらした挙句に起きだして、6時半頃に今年初めての早朝ツーリングに出発。
天気は快晴です。しかも、前日が雨だったので山の中の道に少し霧が出ています。いつものコースですが、少し幽幻な感じの道をほぼ独走!! これだから早朝は止められません。ご同輩なのでしょうか? 1台のバイクとスレ違いました。(余談ですが、グリップヒータを使いました。こういうちょっとした時に助かります。)

いつものところです。少し、緑が増えています。
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そのまま山を越えて篠山市はずれのデカンショ街道沿いのコンビニで温かいコーヒーで休憩。このコンビニは、南から山を越えてくると丁度よい所にあるので良く使わせてもらっています。
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8時になったので帰路につきます。
対向車線側は結構クルマやバイクが増えてきてます。バイクはツーリングでしょうか。行ってらっしゃーい。

帰ってから朝ごはんを食べて、テーブル自作に再挑戦。

できたのがこれ。
完成形。
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板を外すとこうなります。板は乗せているだけです。この板は前回と同じもの。
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試しに脚部を逆さまにしてみます。
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うん。これでも一応、テーブルになります。
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バイクキャンプにも使えるように分解してコンパクトにできなければなりません。
分解後。
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この組立・分解できる構造を色々工夫するのですね。
十字型の梁にあたる板は100均の板です。これを縦に切ってます。
中心にM8のボルトを通して可動するようになっています。
4色あるのは、ビニールテープです。各脚にも対応する色を巻いてます。
十字型にしているので梁の地面からの高さが2種類になるため色分けすることにしました。赤と白が同じ高さ、黒と黄色が同じ高さです。
客のポール(アルミの中空の棒。廃品利用。)と梁をどうやって結合させたかというと、ホームセンターでL金具を買ってきて、ポールに穴を開けて2個のL金具で梁の板を挟んでM4のネジで固定する方法です。このM4ネジのナット側は手で取付取外できなければならないので、高ナットを使っています。蝶ナットを使ってないのはケチってるからです。
テーブル高さは45cmと高めです。低くすれば安定するのでしょうが、このくらいの高さが使いやすいんです。


前回自作したものをA型として、今回はB型とします。
まだグラグラはしますが、少なくとも全方向に同じ程度の強度で、A型みたいに一方向に弱いということはなくなりました。クセがあっても自分で使うからいいんです。
近くで見ると結構傷だらけだし、違う色どうしでは組み立てられないかも。素人加工なのでそんな程度の出来栄えです。



ちなみに、土曜日に失敗したのはこういう構造でした。せっかく作ったのにダメで、暗くなってきたし、もうイヤンなっちゃったところ。
ポールと脚部の結合にステンレス板を加工したのですが、強度不足でグラグラしてしまいました。
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お風呂に入って再考し、今度のアイデアを思いついたのでした。


ああ、頭を使った。・・・・・また、ハゲたかも?